どうせなら盛り上げるか
徳羊舎の濵田です
『7つの習慣』、行きましょう!
Win-Winを考える p.371~439
Win-Winの5つの側面 p.398~437
- 人格
- 人間関係
- 協定
- システム
- プロセス
(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版、2020年、399-400頁)
協定
実際に契約を結ぶとか約束をすることだと思うんですけど、大事なこととして書かれているのは以下の5つ
- 望む成果
- ガイドライン
- リソース
- アカウタビリティ
- 評価の結果
「リソース」=プロジェクトに際して使える資金・人員などの権限の確定
「アカウンタビリティ」=「報告義務」、仕事の成果を評価する基準、報告期日を確定しておくこと
次に以上の5つをどうやって実行していくか考えてみましょう
(できるかなあ…俺に)
Win-Winのマネジメントトレーニング
コヴィーさんはある銀行の大規模な「研修会」での実際の経験を書いています
この場合のWin-Winは「管理職」(あるいは企業全体?)と「管理職候補者」の間のWin-Winということになりますね
普通だったら講演聴いたり、実習したり、座学したり、ディスカッションしたり、見学したりとかになるんですかね
コヴィーさんがしたことの一つは、管理職候補者たちに、
「リソース」を与えたということ
この場合は「研修を自分で行う権限」です
つまり、受け身じゃなくて「これこれの技能を自分で身につけてきてください」というもの
それに対して「評価の結果」を明確にした
つまり、「昇進とか昇給」
障壁になったのはやはり経営陣(老害というのかなあ…)
そもそも研修を通して経営陣の「望む成果」が非常に曖昧だった
管理職候補にどのような技能を身につけることを望んでいるのか、コヴィーさんは粘り強く聞き出して、さらにそれをジャンル分けしてまとめていったそうです
結果、候補生たちは驚くべきモチベーションを発揮して、研修をすぐに終えてしまったと
だって何を身につければ昇給するか、昇進するかはっきりしてるんだもん
銀行全体にとってもしっかり技能を身につけた管理職が生まれて大きな成長になりますし、候補生たちにとっても「昇給や昇進」という明確な報酬が提示されているのでWinになりますよね
教会だと・・・
教会は宗教法人なので、役員さんや信者さんを昇進させたり昇給したりってことはしないし、できもしないんですね
そもそも教会というのは不思議なところで、みなさん献金をしてさらに奉仕してくれます
不思議ですよね
乱暴な言い方をすると「お金払って働く」んです
でも、「カラオケ」も似てません??
金払って自分で歌うっていう
バーベキューはどうでしょう??
金は払って自分で肉焼いてますよね
焼肉も同様
(肉は買ってると取れなくもないけど)
自分で肉を焼くことで人件費の削減に協力しているはずなのに、「全然安くなってない」
(激安焼き肉店を除く)
あるいはほれ込んでいるアーティストのライブのボランティアとかどうでしょう
アーティストとしゃべれる機会があるんだったら金払ってでも参加する価値は十分あると思います
教会の信者さんは熱烈な「キリストファン」なので、教会全体のためになるのであれば、献金をしてなおかつ働くことを何とも思いません
これを「洗脳」だと言うのであれば、世の中にも類似したサービスはいくらでもあるんですが~と言いたくなるかも(別にならないかも)
なので、ようやく話は戻りますが、教会の方にとっては「教会全体の益となる」ということ自体が「報酬」となり得ます
ある方のオルガンの演奏が本当に素晴らしいので、いずれ録音してCDにしたいと思ってます
打診したら絶対に嫌がります
その方は自分のオルガンが全然大したものではないと思ってるんです
でもコアなファンは結構多いんですよ
僕としても後世に残したい
基本的に嫌がるでしょうが、例えば寄付の返礼品というか領収書と一緒にCDを送ったりすることで、教会のためになると理解していただければ、喜んでとまではいかなくとも、協力してもらえるでしょう(たぶん…)
どれも企業にとっては当たり前のことかもしれないけど(でもアメリカの有名銀行でもできてないなら当たり前でもないのか…)、組織運営の「基本のキ」として押さえておきたいと思います
提案する側も動く側もモチベーションに溢れてる方が楽しいですよね
そこには別に「カリスマ性」とかは全然必要なくて、必要なのは「仕組み」だけ
簡単と言えば簡単ですね
それではまた!!