不利を逆手に取る

今日、テントサウナの祭典、「ザ滝フェス」に行ってきました

徳羊舎の濵田です

hisetsu.jp

フェスの詳しい内容は明日写真も入れて詳しく紹介する予定

 

今日はビジネスライクにこのイベントを考えてみたいと思います

アクセスが悪い「けど」来るのか、アクセスが悪い「から」来るのか?

※「から」はちょっと言いすぎかも

 

イベント会場は僕の住まいから高速を使って片道2時間半

しかも最後の30分は「細い峠道」、ラスボスは迂回路(俺は迷った…)

その細くて工事だらけの道を切り抜けて、会場に着いた時には広い空間と絶景が同時に広がります

 

キンコンの西野さんが建築について「伸び率」と言うことを言ってました

そして、

人間の幸福度は伸び率と関係している

 

乱暴に言えば、「入口でストレスを敢えてかけて」開放的な空間に導くわけです

ある意味では飲食店の行列も入口のストレスですよね

あとライブ会場の狭い階段とか

 

あと、スポーツでも音楽でもある程度共通する部分はあると思うんですよ

僕はサッカーもギターも天才的でしたが、たまにこんなことを言われました

「お前みたいにプレイ出来たら楽しいんだろうな…」

 

応えは明確に「NO」です

僕にとっての喜びとは、

「ライブ(試合)と成長でしかありません」

 

いくらうまくても、成長していなければ全然楽しくないんです

これは個人差があると思いますが

 

話を今回のイベントに戻しましょうか

アクセスが悪いこと、そして最後の狭い峠道は、「入口のストレス」と解釈できます

つまり、顧客の「幸福度と伸び率」を上げるために、「逆手に取ることもできる」ということ

 

あくまで、「逆手」なんで、コンテンツのクオリティが101点以上でないと通用しない手でしょう

ただ、「逆手に取り得る」って大きいと思いません?

 

つまり、「秘境的で質が高いから来るストレスがあっても来る」だけではなくて、地の利(滝壺、景観とか)を活かしつつ、例えばアクセスの悪さを逆手に取れば、より「顧客の満足度」を上げられるということ

 

リピーターになった人は、

「この道を抜ければ…」

と道中をも楽しむようになるかもしれません

そうなればしめたもんですよね

 

コンテンツのクオリティがストレスを上回っていただけではなくて、運営側が意図したのかしてないのかは分からないけども、結果的にはストレスを逆手に取ることができていたんですよね

 

特に秋田なんかでビジネスとかイベントやるなら、「アクセスの悪さを克服する」だけではなく、伸び率を考慮して

アクセスの悪さを逆手に取る

という視点があったら強い気がします

 

鳥海山の尾根って象潟方面には長く伸びてるんですよね

だから、金浦とかからは意外と近くに原生林みたいなところがある

 

象潟あたりから細い砂利道に入って、抜けると開けた尾根の景色とサウナ、とか

最高だろうね

 

ほんじゃまた!!