相手に憑依する

今日は息子が希望すれば午後から映画『鬼滅の刃』を観に行こうかと

徳羊舎の濵田です

 

『7つの習慣』学んでいきましょうか!!

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まず理解に徹し、そして理解される p.440~496

共感によるコミュニケーションの原則 p.442~495 

4つのスキル

「共感による傾聴の全体を氷山にたとえるなら、スキルは海面に突き出た一角、いわば表に出る部分である。このスキルには四つの段階がある。」

(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版、2020年、470頁)  

 要は「スキル」(技術)だけあってもまったく無意味で、それは相手を心から理解したいと願える「人格」が土台となって初めて意味を持つのだと

1.オウム返し

よくあるテクニックですね

ただこれ、コヴィーさんいわく、人格が未成熟で相手との信頼関係がないと逆に「失礼」になるそうです

 

あと勘のいい人にも、「こいつ自己啓発本のテクニック使ってんな…」とばれること必定です

 

ただ、相手が話している間にどうしても「次に自分が話すこと」を考えてしまうなら、それを振り払うために「オウム返し」をすることで相手の話に集中しやすいというメリットはあると

だからあくまで手段の一つしかないですね

2.相手の言葉を自分の言葉に置き換える

微妙な違いですけど、オウム返しじゃなくて、「自分の言葉で」言い直すと

 

高校生:「もっと頑張んないと…」

濵田:「そっか、頑張りたいんだな…」

とか

 

これも「言い直すこと自体に意味があるのではない」のであって、言い直しながら「自分がその状況に置かれたときの気持ち」を想像していることに意味がある

 

ということで、「集中から想像へ」です

3.相手の気持ちを言葉にする

ここで結構変わってきますね

 

高校生:「もっと頑張らんと…」

濵田:「頑張れなくて焦っちゃう感じか~」

とか

4.2と3を組み合わせる

これは例だけにしときますね

 

高校生:「もっと頑張らないと…」

濵田:「もっと頑張りたいのに(自分の言葉に言い換え)頑張れないからどうしていいか分からん感じか~(相手の気持ち?)」

など

心は閉じたり開いたりする

「(相手が)論理的に(=心を開いている)反応している間は、効果的に質問し、助言を与えることができる。しかし、感情的な反応(=心が閉じた)を見せたら、共感して聴く姿勢に戻らなければならない。」

(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版、2020年、476頁) 

再び「言いたいことと言っていることはずれている」

本人も自分が伝えたいことを「言葉にできない」ことがほとんどだと思います

そうじゃなかったら人に相談する必要もあまりないし

 

だから、オウム返しをしたり、自分の言葉に置き換えたり、相手の気持ちをこちらの言葉で表現したりしながら、「本人以上に的確に相手の気持ちを表現する」のがベストですよね

 

自分の立場でものを語るのではなく、「相手の立場に自分を置いて」、実際にそれを一緒に表現していく

傾聴するってただ黙って「受動的に」聴く場合もありますけど、これはかなり「能動的な」営みですよね

 

スキルを使って「自分の聴き上手を演出するのではなく」、「スキルを利用して集中し、相手の立場に一緒に立ち、一緒にその気持ちを表現し、何なら相手より的確に相手の気持ちを表現する」

 

最後まで行くのは難しいでしょうけど、最後の手前までなら何とかできる気がしませんか?

 

それではまた!!