ヒューマンとエコノ
今日は仕事仲間の山の間伐に行ったついでに、たらふくタケノコを採ってきました
徳羊舎の濵田です
『実践行動経済学』、第七章を学んでいきましょう
投資
貯蓄としての投資
この本だと、「年金の延長で」投資が語られています
つまり、アメリカでは日本のように「公的年金」(国とか)に加入する人は多くなく、「確定拠出年金」が多いそうです
確定拠出年金とは「私的年金」(企業とか)で、加入者の掛け金を加入者の指示に従って運用し、最終的な総額が受給額になります
(ややこしいですね…ちょっと我慢してください)
(詳しくはwikiを↓ )
日本だと「iDeCo」とかが最近話題ですね
だから、投資でガンガンに儲けるという話ではなくて、あくまで老後必要な資金を準備していくという発想ですね
ではなぜ運用で利益を出さないといけないのか
お金を貯めていくだけではだめなのか
インフレ率
短期的に物価が下がることはありますが、二十年、三十年と長期で見れば物価は上がっていく
アンパンが100円で買えた時代に1000万円貯蓄したとしても、利息がゼロならアンパンが200円になった時代には1000万円の価値は半分です
(たとえが乱暴すぎますかね)
つまり、「損害」が必ず出るわけです
建物の「減価償却」と似ていますね
3000万円で家を買ったとしても、年々その資産価値は下がっていく
これもれっきとした損害ですよね
お金は貯めておけば、ずっと「同じ価値」でそこにあるわけではない
どんどん価値は下がっていきます
だから最低でも「価値を保つ」ために運用していく必要があるということですね
債券と株式
債券、典型的なのは例えば「国債」とか
特徴はほぼほぼノーリスクで利息が受け取れるということ
ただし、株式に比べて利益率は低い
日本国債なら日本が滅びない限り損をこくことがない
ただ、「インフレ率」を考慮する必要があります
例えば、インフレ率が3%で利率が3パーセントだったらどうなるか
打ち消しあっちゃいますよね
だから、iDeCoに似たようなアメリカのサービスを使って、多くの人は、
「債券50% 株式50%」で運用するそうです
株価が下がりそうなときは債権の割合増やして、株価が上がりそうなときは株式の割合を増やしてということをやりたいんでしょうが、多くの人は失敗するそうです
そんなの予測する知識も経験もないから
運用はプロに任せても、指示が間違ってたらどうしようもないですよね
ヒューマンとエコノ
この本の中で「エコノ」と呼ばれる人々が、現実に少数存在します
エコノとは「合理性と自己利益」の原則に基づいて客観的な判断ができる人のこと
一方「ヒューマン」とは大多数の普通の人たち
不合理な経済行動をしてよく失敗している
本の中で、
「エコノだったら債券と株式の割合をどうするだろうか」
と問われています
結論を先に書いておきますね
「全額株式」です
エコノなら株も「20年単位くらいのデータ」で見るそうです
そしてこういうことが書かれています
「二十年という期間なら株価が上がることはまず間違いない。(二十年というスパンで株式の実質価値が下がったり、債権のパフォーマンスを下回ったりしたことは過去に一度もない。)」(194頁)
アメリカではということなんでしょうが、日本ではどうなんでしょう
「エコノ」だったら日本の過去二十年間のデータを見るでしょうね
基本的に「投資信託」(専門家に運用してもらう)になるのかな
「アメリカの株式一択で」という感じでしょうか
はい、それでは次回は「借金」について学びますよ
こちらは今日より身近な話になるかもです
それではまた!!
