マナーとしての口実の提供
何度か禁煙に失敗したことがあります
徳羊舎の濵田です
さて、『トリガー』(楠本和矢著)を学んでいきましょう
言い訳の提供 p.84~
禁煙してると、堰を切ったように喫煙の衝動が湧いてくるときがあります
その時強烈に働くのが、
「確証バイアス」(↓)です
自分の考えを正当化するために、それを裏付ける情報ばかりを探してしまい、ネガティブな情報に注目しない傾向のこと。
(前掲書、p85)
ニコチンへの渇望からスイッチが入っちゃって、
「必死で喫煙するための口実を探す」んですよね
そのとき…
「いい子になったもんだな」
なんて声が心の中に響いてしまうと、ジ・エンド
そうだ、本来の俺は禁煙なんてまじめなことする奴じゃないじゃん!!
と煙草に火をつけてしまいます
恋の作法
僕と妻の例で恐縮ですが、結婚前、さらには交際前のことを思い出してみたいと思います
僕が妻をデートに誘いたかったとします
「OKする口実」を準備しないといけないですよね、マナーとして
(妻も僕に好意を持っている前提でも)
いきなり距離を詰めるようなデートの約束しちゃったら、向こうには
「軽い女」だと思われちゃうリスクがあるじゃないですか
だからありきたりですけど、とりあえず
「二人で会うことはしない」とか
こちらの友達と向こうの友達と遊びに行くとか
4~5人とかで
「大人数だしいいよね」という言い訳を提供できます
これも悪用できるな…
例えば僕がアイスを売りたいとします
CM作るときに、
「風呂上りはやっぱりアイスだろ~!!」
みたいなセリフ入れるとか
(そんなダサいCMはないけど…)
たしかに、
「風呂上りはアイスだよな」という言い訳は提供できる(一応)
でも、消費者の健康考えたらあんまり良くないですよね
だから、しようと思えば悪用もできちゃいますよね
そういうことはしたくない
であれば
いい商品・作品・サービスが作れたとして、それを買うことが顧客の利益につながるとほぼ確信できているとします
そんなときは、
「そっと口実を用意する」くらいのことはしてもいいのかなと思います
僕は東京に住んでた時代、
「俺は美容院なんてスカしたところには行かない 床屋で十分」
と思っている時期がありました
そんな時に竹馬の友の優光が、
「カットモデルにならない?」と言ってくれたので、
「あいつのためならしょうがねえ」という口実を得ることができました
(ほんとは信頼できるスタイリストにカットしてほしかったんでしょうね…)
それ以来、東京にいるときはほぼ優光にカットしてもらってたかな
納得した髪型で過ごす楽しさを教えてもらいましたよ
今日はそんな感じ
それではまた!!