暇人求む

親父が持っている山の土地に、超巨大ブランコを作り、ふり幅が最大になった時の落差にぞっとしてみたい徳羊舎の濵田です

 

 今日は「少年たちとのかかわり」と徳羊舎の可能性について書いてみますね

信頼関係が育つ

僕の職業は牧師です

その関係で、教会には四人の高校生が出入りしています

一人を除いて三人とも見事な落ちこぼれです

落ちこぼれの内の二人が毎日のように僕の部屋に遊びに、勉強をしに来ます

その様子は下のYouTubeチャンネルで見られるので、よかったらどうぞ

(動画は外遊びだけど)

 

www.youtube.com

 

いろいろはしょりますが、最初は「テンパ」って子がうちに来たんですね

ふてくされと甘えと厨二病を壮絶にこじらせていて、信頼関係が生まれるまで半年程度かかりました

信頼関係が本当の意味で確かになるのには二年ぐらいかかったかもしれません

毎週水曜日(その時代は週一でした)に会っていてもです

 

その内にテンパが先輩の「ディノ」を連れてきました

やがて「ディノ」の荷物持ちとして「剣豪」がやってきました

「剣豪」は信頼関係ができ始めるまで一年くらいかかりました

最近「剣豪」の学校の友達が来るようになって四人です

圧倒的コスト

これは究極的な暇人じゃないと無理ですよね

週一ならともかく、毎日というのは

 

多い日なら僕は一日九時間くらい少年たちと過ごします

その中で並行して牧師としての仕事もするわけです

徳羊舎の仕事は並行してではなく、それにプラスしてです

 

人間の持つ最大の資本が信用と時間だとすれば、一人の人間が立ち直るために必要な時間的コストというのは膨大です

加えて精神的コストも甚大です

環境に介入する

「他者を変えることはできない」というのが僕の一つの信条です

ただし、「環境と自分の姿勢」はアレンジ可能です

 

例えば家庭環境に問題を抱えている少年たちの場合、僕が家庭環境を変えることは不可能だし、原則的に介入すべきでないと思っています

だったら、自分がその子の「環境の一部になる」しかありません

シンプルですが一緒に時を過ごすんです

 

週一ではほとんどその子の環境にはなれません

が、それで信頼関係が芽生え始めればラッキー

その子の必要に応じて(これ大事)、自分の時間を差し出します

 

毎日のように会うようになれば、その子の環境の一部になったと言うことができます

(マンツーマンが基本ですが…)

ギブアンドロスト

僕はダメなやつとか、めんどくさいやつに興味を持ってしまう方なので、さまざまなものをロストをします

 

敬意、時間、愛情を注げば子どもが変わりでもすると思ったらそれは大間違いで、一応大人なので当然のこととしてやっているだけです

社会的に見れば、大人として普通のこと

仕事的に考えると、きわめてギャンブル性の高い投資ということになるでしょうか

短期的にはハイパーロストの連続になります

 

若い頃みんながスロットにはまってる時に、僕は全く興味がもてませんでした

生来、ギャンブル好きではないんです

 

ただ、少年たちにはベット(賭けて)しています

夢を持たせるもいいが自分がその子に夢を抱く

僕はなんも取り柄もなさそうなやつの隠れたポテンシャルを発見するのが大好きです

それがない子どもには会ったことがありません

なので、僕は一人一人に対して必ず夢を抱くようになります

その結果、大きくベットすることになってしまうわけです

 

ハリー・ポッター』の作者、J・K・ローリングはかつて生活保護を受けていたみたいですね

イギリスとしては大儲けですよね

莫大な税収だけじゃなく、多くの人々がイギリスに好意と憧れを持つようになったわけですから

 

人に賭けるってそういうことでしょ

最悪全部ロストしてもいい

これは前提ですね

そもそもこの姿勢がないと子どもからの信頼は生まれませんし、一人の大人として当然のことですし

 

でも、もし子どもたちが少しでも成長してくれたとするなら、僕にとってはそれが最高の利潤です

金浦の子供たち

僕は一生この営みを続けると思います

 

金浦の子どもたちってどうなってるんですかね

多少劣等生はいるのかな?

 

上に書いたようなことを事業としてやろうとすると、莫大な資金がかかるのは明らかです

途上国支援みたいな話になってしまいますね

そもそもビジネスなのかって話にもなってきますし

 

でも理論上は資金がたいしてなくとも、おびただしい暇人がいれば可能です

となると、やれなくもない気がしてきたな…

 

世界中の資本家に金浦の劣等生の面倒を見させるとかね

(誰もやらないね!!)

 

まあその辺はjam、考えといて!!

未完の建造物

少年たちに伝えてあることがあります

 

もしお前がだめになって死にたくなったら俺を呼べ

駆けつけて何日でも一緒に釣りするから

 

そう、僕は彼らの魂のふるさと、成長し続ける人間サグラダファミリアなのです

ん?

いっそのこと金浦全体をサグラダファミリアにしてしまっては?

(jamが少しかぶること言ってたな…)

徳羊舎はその土台を据え、完成しない設計図を描き、後進にたすきを渡す

 そんなのもいいかも

 

ほんじゃまたね!!