あなたの宝は僕の宝

徳羊舎の濵田です

 

僕、教会の牧師をしてるんですが、普段高校生5人がこの教会に出入りしています

一人は信者さんの息子ですが、他は完全に「近所のガキンチョ」です

 

教会には「役員会」というのものがあって、ここが運営を担ってます

そこでコロナで浮いてしまった予算があったので、「高校生のことに使ってみては?」と提案したんですね

 

結論はOK

一定の予算を確保できました

 

いきなりでかいイベントやるより、小さいのから段々規模を大きくしていくことにしました

(年度末までに3つはやりたい)

 

今回は、「林業体験」プラス教会にお泊り

間伐と枝打ち

チェンソーで丸太切らせて、斧で割らせて薪を作り、僕がいただきます

(テントサウナの燃料、10カ月くらい乾燥させないといけないんだが…)

後はその薪で焚火してモチ焼いて食べるとか

 

 

ってことで、今日もコヴィーさんの『7つの習慣』を学んでいきましょうか

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相互依存のパラダイム p.329~370

主な6つの預け入れ p.341~359

相手を理解する

相手を理解していると思っている時点で理解していない

これは僕の個人的な原則です

 

僕もいつも相手のことを理解しているかのように「錯覚」しています

だから、たまに自分に対して「おめーは神じゃねーからな!!」と罵声を浴びせるわけです

 

家族が一番難しいと思うんですよ

特に配偶者(妻、夫)

本当に理解してる??

僕は全然できてないよ

今書きながら「だめだなぁ~俺」って思ってはいるけど

 

コヴィーさんはこんなことを書いています

相手を大切に思うなら、相手が大切にしていることを自分も同じように大切にしなければならない

(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版、2020年、343頁)

すんません…猛省します

 

だってそうでしょ、僕らは相手が大切にしてるものを、「自分にとってはくだらないもの」として片付けるから、分かり合えないと思うんですよ

そもそも、「相手が何をどういう風に大切にしているのか」理解しようとすらしていない

話を聴かない

すぐ意見をしてしまう

 

だから僕としては、今相手が大切にしてること、ものをまず知りたいんですよ

さらには「どんなふうに、どんな理由やいきさつがあって大切にしているか」も

 

例えば、僕の一番の宝は家族以外では「人からもらった手紙」です

これいきなり捨てられたりしたら暴徒と化します

 

でも、そんなに「手紙」を大事に保管してる人っています??

そもそもあんまりもらわないじゃないですか

僕は職業柄けっこうもらうし送りますけど

 

だから僕の手紙なんてのは、他の人たちにとっては何の価値もないことが多いんですよね

 

こんなこと実際にはないんですけど、もし僕の妻が、彼女のもらった手紙を平気でゴミ箱に捨てていたらとても悲しく思います

手紙はその人の心そのものだからです

僕のもらった手紙だけじゃなくて、「手紙そのもの」を僕は大切に思っているからです

 

妻にも僕と同じように、「他に人には理解されにくいけど大切なことやもの」が絶対にいくつもあるじゃないですか

それを理解しようとして、実際にいくらか理解できたときに、「くだらないな」とは思えないと思うんですよ、確実に僕の場合は

人の「偏愛」が大好きですから

 

やっぱり、彼女が大切にしてるものは大切にしたいと思うに違いない

ただ、「それを理解しようと思わなければ大切には思えない」ということが重要だと思います

まず聴かないといけないし、部分的にであれ理解しないと何も始まらないんです

 

「大切にしよう」という「意思」で勝負すると確実に負けます

「理解」が前提になっていないからです

そうじゃなくて、まず耳を澄ませて聴くこと、理解しようとすることから始める

理解出来たら大切な人の大切なものを大切にしないことなんて不可能なんだから

 

他の人間関係にもダイレクトに転用できる

その人は何を大切にしてるのか

僕らはそれをくだらないものと決めつけてることが極めて多い

だからまずは聴く、理解しようと努める

理解が少しでもできたなら、自分は一緒に大切にし始める

 

「この人は何を大切にしていたのかな、今何を大切にしてるのかな、これから何を大切にしていきたいのかな」って感じで、人と楽しく過ごしていきたいな

 

まあ、それが「信頼の貯蓄」に繋がると

それが目的ではないけどね

ただ、どうせ一緒にいるなら楽しく過ごしたいだけ

「貯蓄」はあくまで副産物

 

ほんじゃまた!!