あいつのことを笑うな

昨日は、

あなたをイライラさせる人の名前をリストアップする。あなたの内面が安定していて、自分と他者の違いを尊重できるなら、その人との違いを生かしてシナジーを創り出せるだろうか。

(『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー著、キングベアー出版、2020年、548頁)   

 というコヴィーさんの難題に挑戦したのですが、撃沈しました

1+1<1 ??

うちに出入りしている高校生は全部で四人

ほぼ毎日来てるのは二人

その内の一人が本当に、もう笑うしかないくらいポンコツ野郎です

(実際笑えるのでそれが僕にとっては救いかもしれません)

 

あいつと10回くらいバス釣りに一緒に行きました

んであいつは無邪気に言うわけです

「二人でやってるから釣れる確率二倍っすね!!」

「・・・」

 

つまり、あいつのおめでたい頭の中では「1+1=2」になってるわけです

現実は以下の通りです

 

  • ルアーもエサも自分でつけない
  • 糸も結ばない
  • 15~30分で飽きる→「もう帰ろう」と言い始める
  • とにかくしゃべり続けるので全然集中できない
  • とにかくトラブルを起こし続ける(ルアーひっかけたり、糸絡ませたりとか)

ということで、この場合1+1=0.3 くらいになります

本当に理解しているのだろうか?

こんなポンコツ野郎なんですが、今日ふと、

「俺はあいつのこと本当に理解してるんだろうか??」

と思ったんです

 

結論は、

「人が他者のことを100パーセント理解することなどありえない」

問題は今でも理解しようとし続けているか

ということ

 

どうやら僕は付き合いが長くなってきて、あいつを「理解した気になって」、「理解しようとし続けること」を中断していたようです

再びポンコツっぷり

最近あいつには僕の仕事の手伝いを時給1,000円でさせています

あいつの気が向いたときにやってもらってます

週に一回くらいですね

毎日やったっていいんですけど

 

というのも、あいつ1日1時間くらいしか働かないんですよ

(しかも週一)

最高記録が今のところ1時間半(ww)ですね

別に怠けてるわけじゃなくて、

「本当にできない」んです

それだけでへとへとになっちゃいます

彼を馬鹿にできますか?

どう思いますかね?

 

詳しく言えないけど、あいつは脳と体の問題で1日1時間くらいしか働けないんです

(周りからはだらけてるようにしか見えないんですよね…)

よく自尊心保てると思いません?

僕ならとっくに発狂してますよ

 

僕もうつ病になってから10年間くらい、1日3時間しか働けませんでした

あの期間の「圧倒的みじめさ」ったらなかったですよ

それをあいつは1時間しか働けないんです

(しかも週一)

(さらに生活環境も劣悪 スラムです)

 

だからあいつは「生きてるだけで偉い」んです

そしてほぼ確実に、このブログを読んでくださってる皆さんの誰よりも「強い」んです

皆さんであれば、あんなポンコツな脳と体と生活環境を与えられていたらとっくに絶望しているでしょう

やきもきさせられる何人かのことを考えてみた

今日、ふと「俺は何一つ理解してないな」と思いました

 

確実に言えることは、現状僕らが相手を100パーセント理解しているなどあり得ないということ

そして多くの場合、「今も理解し続けようとすること」を放棄しているということ

 

ポンコツ高校生と僕の間にこれから生まれるシナジーにご期待ください

 

それではまた!!